2026年 春ドラマ 木曜10時から
ネタバレありの感想です。
見つめ合うKeiとあゆみ。
全部落ち着くまで、会わない方がいいと言われ、分かったと答えるKei。
警察に行って、転落のこと、バイク事故のことを話してくる。
この事件が解決しない限り、一緒になれないから。
つらそうな顔をし、じゃあいくねと言い、去っていくあゆみ。
あゆみは一人、月を見ている。
自宅に帰り、電気も付けずに座っている。
渉が帰宅。
あゆみは、会見認めてくれなかったね、謝ってそこからやり直す道もあったのに、しかも若林さんを悪者にするなんてと言う。
渉は、経営者として最善の選択をしたまで、綺麗事で会社が守れると思うなと言う。
会社のためなら人も殺すの?若林さんは、誰かに背中を押されて突き落とされたって、本人が言っていました。
産地偽装の告発を恐れて、あなたが指示したの?
殺人なんてそんなリスク追うはずないだろ⁉︎あの転落事故は、俺も会社も無関係だ。
藤子の病室で、話をしているKei。
隠してたことがある、転落は足を滑らせたんじゃない、誰かに背中を押されたんだ。
藤子は、どうしてそんな大事なこと今まで黙ってたの?と聞く。
証拠もなかったし、藤子にも心配をかけたくなかった。
でも、レシピノートを返してもらって、俺は坪倉グループに殺されかけたんだって確信した。
警察に行って全部話してくると言うKei。
あゆみがスマホで会見の記事を見ていると、林太郎が現れる。
会見見たよ、大変だったね。この後どうするつもり?と聞く。
渉さんとこれ以上家族でいることはできない、でも今すぐ縁を切って私だけ逃げ出すなんてできない。
渉さんには、ちゃんと罪を償ってほしい。全てが終わってから、この家を出ます。
Keiは刑事の長谷川に会い、あの日背中を押されたと話す。
顔は見ていないが、手がかりはレシピノート。
確かに山に持って行ったが、転落した後リュックの中から消えていた。
でもそれが、先日坪倉社長の家で見つかって…。
産地偽装を告発しようとした僕を、消そうとしたんだと思います。
あゆみは、誰がやったのか考えている。
誰かが奪って、渉さんに渡したとしか考えられない。
そこまで献身的に尽くせる人は…。
里佳はKeiと電話で話している。
やはり事件の可能性があった、でも殺人未遂罪で立件するのは難しいかも。
防犯カメラもないし、目撃者もいない。ノートは落ちていたから拾って保管していたと言い逃れもできる。
物的証拠が難しいなら、人的証拠、転落事故を知る人の証言でいくしかない。
渉の秘書が、産地偽装の関連書類は全て破棄したと報告している。
決定的な証拠さえなければ、立件はできない。
記者会見で世間の風向きも変わりつつある、あとは沈黙を貫けばいい、ここを乗り切れば、坪倉は存続できる…。
秘書の元にメールが届く。
あゆみが、外で秘書と会っている。
いつも坪倉グループを陰で支えてくださって、本当に感謝しています。
うちのパントリーから、若林さんのレシピノートが見つかりました。
小林さんが、山から持ち去ったんじゃないですか?
何のことでしょうかと言う小林。
産地偽装を隠蔽するために、小林さんが突き落としたんですか?
誰かが命じたんですよね?坪倉のことを思うなら、本当のことを話してください!お願いします。
小林は、私が勝手にやったこと、社長は何もご存じないと言う。
小林さんは、自分の意思で事件を起こすような人じゃない、会社の指示があったんですよね?今すぐ警察へ行ってください。
小林は、それはできない、この先どんな捜査が及んでも、真実を口にするつもりはないと言う。
社長や先代が築き上げたものを守りたい、レシピノートは山で拾ったと言い張ると言い、頭を下げ去っていく。
Keiは、2人だけで話したいことがあると渉を訪ねる。
なんのまねだ!と驚くが、Keiの真剣な顔を見て、社長室に通す。
Keiは、警察に行ってきた、産地偽装だけではなく、転落事故のことも、全て証言してきたと言う。
全てはこの部屋で、坪倉社長と会ったことから始まったんですよね。
過去にこの部屋で話をしている二人。
渉は、日本とイタリアって似ていると思いませんか?と話し始める。
南北に細長く美しい四季がある。旬の食材も豊富だ。
私は、イタリア料理の良さを広めたい。
目指すのは、単なる高級店ではなく、毎日食べても飽きない、母親の手料理のような、マンマの味。
Keiは、自分も似たことを考えていた、店のメインに四季のポルペッテを置きたいと思っていると言う。
ポルペッテは伝統的なミートボールで、それぞれの家庭に、それぞれのマンマの味があると言ってレシピノートを見せる。
素晴らしい!私が求めていたのは、まさにこういう料理です。
君の才能を私に預けてほしい、一緒に新しい店を作ろう!
ぜひお願いしますと握手をする二人。
あの時のあなたの言葉は本当だと思った。だから喜んでシェフの話を引き受けた。
でもその後産地偽装に気づいて…。
今のあなたは、自分の言葉を自ら汚している。あゆみさんに対してもそうなのでは?
坪倉社長は、自分が一番苦しい時に救ってくれた人だって、あゆみさんが言っていた。
プロポーズの言葉をずっと信じようとしていた。
あゆみさんのためにも、罪を認めてください。
渉が帰宅する。
あゆみは、小林さんに会った、突き落としたことを認めたと話す。
あなたの指示?と聞くと、俺は見張れということだけ命じたと言う。
若林慧が、産地偽装に気づいて、シェフの話を辞退すると言い出したから。
会社を守るために、どうしようもなかった。
業績が悪化して、初めはその場しのぎのつもりだった。だが…やめることができなかった。
そうまでして、渉さんが守りたかったものって何?
坪倉の看板を守ることが、社員や家族を守る唯一の道だと信じてた。
でもすでに、小林さんの人生を狂わせ、若林さんや藤子さんにまで怪我をさせて…。
自分の罪を償ってください。
私がどん底にいた時、救ってくれたのは渉さんだった。
本当はあなたにも優しいところがあるって、私は知ってる。
あなたには、正しい道を選んでほしい。
渉は、大広間に飾られている自分の家族写真を見ている。
翌日、渉に呼び出され、母親が家に来る。
何なのこんな朝から呼び出してと言う母親。
渉はあゆみに、これから警察に行って産地偽装を認めてくるよと言う。
少しだけ、母さんと2人きりにしてくれるか。
分かったと言い、あゆみは部屋を出る。
あなた正気⁉︎自分が何言ってるか分かってるの?と言う母親。
俺はこれから警察に行きます、母さんも転落事故の件、自首してください。突き落とすよう命じたのは母さんですよね?
あんな異常な忠誠心を植え付けられるのは、あなたしかいない。
全部俺のためだったってことは分かっています。
会社を継いでから、もっと業績を上げていれば…、産地偽装なんて愚かなまねをしなければ…、お母さんをこんな犯罪に手を染めさせることはなかった。
あの日、小林がとっさにレシピノートを奪ったのは、俺がその中にある四季のポルペッテにこだわっていたから。
覚えていますか?俺が昔から一番好きな料理は、母さんが作ってくれたミートボールです。
母親は、大きくなったらミートボールのレストランを作ると言っていた幼少期の渉を思い出す。
彼のレシピノートを見て、あの頃を思い出して、新しい店を一緒に作りたいと思ったのは、本当の気持ちです。
俺が産地偽装を指示したことも、母さんが犯した過ちも、全部認めて、またあの頃みたいな家族に戻ろう。
母親は、あのシェフが全てを台無しにすると思ったのよと言う。
渉が必死で守ってきた坪倉の看板も、積み上げてきた信頼も、全て…。転落事故も…バイクの事故も…小林に指示したのは…私。
渉が小林に、若林慧を見張れって言ってるのを聞いて、隙を見て突き落とせって私が命じたの。
渉…ごめんなさい…。泣く母親。
渉は、母の涙を指で拭う。すがりつく母を抱きしめる。
あゆみもドア越しに聞いていて泣いている。
あゆみはスープを作っている。
渉が入ってきて、陽菜に事情を説明してきた、全ては理解していないだろうがと言っている。
あゆみは、あとは任せてと言う。
指輪を外す渉。すまなかった、笑顔にすると約束したのに…。
私も、ごめんなさい。…スープ、飲んでいかない?
金針菜のスープです。
渉はスプーンでひと口飲み、優しい味がする…と言う。
渉さんはずっと、坪倉家と会社のために、自分を縛って生きてきたんだよね。
もう、自由になってね。
そう言われ、渉は泣いている。
里佳が中継でニュースを読んでいる。
事態は急展開を迎えました。坪倉ホールディングスの坪倉渉社長が、先ほど警察署に出頭し、組織的に行われた疑いのある産地偽装について、容疑を認めました。男性シェフの転落事故に関しては、殺人未遂の疑いで、社長秘書の小林達也容疑者が逮捕されたということです。さらに坪倉京子取締役も、自分が指示したと供述し関与を認めています。
あゆみは、Keiに対する誹謗中傷の動画を見つける。
陽菜とお別れをするあゆみ。お母さんが迎えにきている。
元気でね、お母さんの言うこと聞いていい子に…。ううん、いい子じゃなくていい、陽菜ちゃんらしく、毎日楽しく過ごしてね。
また会えるよね?と聞く陽菜。
会えるよ、私はずっとずっとず〜っと、陽菜ちゃんの味方だからね。
陽菜の母親は、本当にありがとうございましたと言って握手をし頭を下げる。
行ってきますという陽菜。見送るあゆみ。陽菜は振り返り、笑顔で手を振る。
林太郎が現れ、陽菜ちゃんも行っちゃったねと言う。
お母さんと幸せになってほしいと言うあゆみ。
そこに、偶然小春が彼氏を連れて現れる。
デート?楽しんできてね。
複雑な表情の林太郎。聞こえてはいないけれど、彼氏の背中に声をかける。
おい!古幡隆太!リュウタ フルハタ!小春を泣かすなよ!よろしくな!
ふと振り返る小春。もしかしたら、何か感じたのかもしれない。
藤子が病室で外を見ていると、Keiがやってくる。
屋上で話す二人。
やっと終わったねと言う藤子。
Keiは、本当に心配と迷惑ばかりかけたと言う。
藤子は、転落事故にあって、意識不明になったからあのキッチンで出会ったなんて、皮肉なもんだねと言う。
信じてくれるの?と聞かれ、信じられないけど、でも受け入れる。こんな運命、そうじゃなきゃ説明がつかないもん。
Keiがごめんと言うと、もういいって、それに婚約解消したんだし、もう来なくて大丈夫だよという藤子。
でもまだリハビリも残ってるしとKeiが言うと、気にしないで、こんなのすぐ治して復帰してやるから、私は大丈夫。
藤子は、手を差し出し今までありがとうと言う。
最後くらいシャキッとしなさいよとKeiの手をつかむ。
今度こそ、本当にお別れしよう。
あゆみは、自宅の荷物を片付けている。
金針菜を見ながら、Keiが言っていた言葉を思い出す。
Keiから一体どれだけの贈り物をもらったんだろう…。
片付け進んでる?と林太郎が現れる。
離婚も成立して、これで晴れて自由の身だ、これからはいつでもKeiくんに会えるね。
あゆみは、そういうわけにはいきません。Keiを殺そうとした人は、私の身内だった人。縁を切ってもその事実までは消えないと言う。
林太郎は、でも渉君は殺人未遂に関わってなかったわけだし、そこまで背負う必要ないと思うけどと言う。
産地偽装だって立派な犯罪、坪倉の妻だった私がそばにいたら、料理人としてのKeiの未来を潰すことになるかもしれない。
Kei君はそんなこと気にしないよと言われ、だからこそですと言うあゆみ。
そこまでKei君のこと考えてるんだ。
それだけじゃない、今のままの自分じゃダメだと思って。自分の力で立って歩いていけるようになりたい。
あゆみさんが決めたことなら、僕は応援するよと言う林太郎。
引っ越し先にも遊びに来てくれますか?と聞かれ、僕もそろそろ潮時なんじゃないかなと思ってると言う。
小春も幸せそうだし、あゆみさんもこうして前を向こうとしている。もう思い残すことはないよ。
あゆみは、林太郎さんまでいなくなったら私…とショックを受けるが、とはいえ、どうやって成仏していいのか、いまだに分かりませんがと笑う林太郎。
じゃあパトロール行ってきますと言い壁に消える。
チャイムが鳴り、ドアを開けるとKeiがいて、驚くあゆみ。
連絡がつかないから、思い切って来てみた。
家の中に入り、キッチンを見る。
またここに来られるなんて…、キッチン借りてもいい?
キッチンに入る時に、パントリーに何もないことに気付く。
引っ越しの準備進めててと聞き、ここで料理を作るのも、これが最後になるのかなと言う。
あゆみは心の中で、これが最後。だったら、せめて笑顔で…と思う。
私も手伝うと言い、二人でキッチンに立つ。
Keiは、前に作ったミールキットの話をして、竜眼肉を思いついたと言い、新たに作っていく。
キッチンで一緒に切っていると、昔を思い出し自然に笑顔になるあゆみ。
あんなに苦手だったのに、料理がこんなに楽しくなるなんて、Keiのおかげ。
ミールキットはどう?と聞かれ、まだこれから、落ち着いたらちゃんと動き出すつもりとあゆみは言う。
Keiは?と聞くと、本格的に自分の店を始めようと思ってる。ばあちゃんちをリノベしてさと言う。
すごいね、ついに夢が叶うんだと言うと、あゆみさんも俺と一緒に叶えてよ、前に言ったでしょ、2人で店を作っていこうって。
表情がくもるあゆみ。
キッチンカウンターに、花とキャンドルを飾る。料理が完成。二人とも席に着く。
あゆみはひと口食べ、おいし〜い!やっぱりKeiの味だと言う。
竜眼肉もすごい合うと思う、採用させていただきます。
おいしそうに食べるあゆみを見て、またこうして食べてもらえるなんて…、しかも幽霊じゃない、ちゃんと生きてると言うKei。
全部終わったのに、どうして連絡くれなかったの?俺から離れようとしてる?
まだ会うべきじゃないかなと思って…。
俺を生き返らせるために、キッチンでの記憶がなくなることを隠してた、あの時みたいに嘘をつこうとしてる?
あの時は確かにそうだったけど、今度はちゃんと話そうって思ってた。
俺のために離れようとするなら望んでない。
最初は私も、迷惑がかかるから離れようって思ってた。
でもそれだけじゃない、気づいたらKeiにもらってばっかりだって分かった。
金針菜のスープも、薬膳の料理も、頑張ろうって気持ちも、強くありたいっていう思いとか、全部もらったもの。
このストゥファートのレシピも考えてくれた。もらってばかりで、何一つ返せてない。
このままの自分じゃダメなの、変わらなきゃ。
俺だってあゆみさんからいっぱいもらってる、俺は今のままのあゆみさんが好きなんだ。
ありがとう、でも今の私は、自分の力で立ててない、だからあなたと並んで歩くことはできない。いつかKeiに贈り物ができる人間になりたい。だから…ごめん。頭を下げ、泣いている。
わかった、じゃあ新しい店ができたら、予約を入れておく。
あゆみさんがいつか、俺にプレゼントを届けてくれるその日まで…席空けておくから。
見つめ合う二人。
きれいに片付けられた家の中を見ながら、涙目になるあゆみ。
トランクを持ち家を出る。
品川駅に、里佳と舞が見送りに来ている。
何も東京から離れなくても…と言う舞。あゆみは、一からやり直したいからと答える。
里佳は、私が報道したせいで、ごめんと謝る。それが里佳の仕事、坪倉家のうみを全部出し切ってくれてありがとう。
舞は、私も…言えた立場じゃないけど、今回のことで目が覚めた、ごめんと謝る。
あゆみは、私たちの関係って、ちょっと変わってる。同じ劇団で同じ役取り合ってたからかな?と言う。
里佳は、こんな感じで、おばあちゃんになってもずっと一緒にいるんだろうねと言う。
かもね〜と笑う3人。
じゃあ行くね、ありがとう。
2年後
あゆみは、ミールキットの会社をやっていて、スタッフも一人いる。
キッチンで試作品を作っていると、ミールキットの受注数が先月よりも伸びているとスタッフが嬉しそうに報告する。
忙しくなるね、頑張ろうと言っていると、差し入れを持って加藤シェフが来る。
第一弾の牛肉のストゥファート、評判いいですねと言われ、加藤さんのお店に置いてもらったおかげですと言うあゆみ。
あれから若林さんとは?と聞かれ、一度も会ってないですと少し驚いたように答える。
加藤シェフは、鎌倉のレストラン、オープンして評判になってますよと言い、雑誌を取り出す。置いときますねと机に置く。
その時、陽菜からメッセージと写真が届く。
ミールキット、ママと一緒に作ったよ!すごく美味しかった!
嬉しそうなあゆみ。
あゆみは入力作業をしているが、いったん休憩し加藤シェフが置いていった雑誌を見ている。
Keiのお店、「LA LUNA PIENA」満月…、ロゴは金針菜のイラスト…。
夜、歩きながら満月を見るあゆみ。少し考え走り出す。
Keiは、お店の看板を片付けようとしている。足音が聞こえ、今日はもう閉店で…と言う。
見るとあゆみが立っている。驚くKei。
月が、綺麗ですねと言うあゆみ。
二人は嬉しそうに笑い、そして抱き合う。
夜空には、綺麗な満月が出ている。


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