2026年 春ドラマ 水曜10時から
ネタバレありの感想です。
ルナは自分のお店の内装を悩んでいた。
こんにちはと涼子も遊びに来る。
田村も来ていて、賄い飯のビーフシチューを食べている。
お店に小湊がやってくる。
刑事は、常に人を疑う仕事。それが嫌になって、人材派遣会社を立ち上げたという。
海外展開も視野に入れていると話す小湊。
ルナに素敵ですと言われ、はにかんでいる。
小湊は、今日は挨拶に伺っただけなのでと帰ろうとする。
その時、ルナのスマホに夜桜クルージングのお誘いが来る。
デートのお誘い?と聞こえ、急いで戻る小湊。
ルナといい感じの男性が何人かいることを知る。
全員あり寄りのありとルナがいうと、つまりありってこと?と涼子がいう。
小湊は、「あり寄り」と「あり」は違うと焦って訂正する。
今度はいとこのまーくんがお店にやってくる。
いとこと聞き、親しくさせていただいてますとしっかり挨拶をする小湊。
小湊は仕事があるのでと言い帰っていく。
まーくんは、おばさん(ルナの母)から頼まれた届け物があってきたという。
ルナの父親のパソコンで、パスワードがわからなくなったので解いてほしい、ついでに中身も確認してほしいという。
私に頼まなくても…と言うが、パソコンを開けると、「吾輩は猫である」の画像が表示されていた。
まーくんは、おじさん(ルナの父)は処分してと言ったらしいが、おばさん(ルナの母)が、どうしてもお前に開いてほしいと言っていたという。
田村と一緒に帰っている涼子は、ルナの家庭は複雑な感じなのか聞いたが、本人がいないところで聞くのは良くないからやっぱりいいと帰って行く。
でもやっぱり気になって、夜、夫の菊雄に聞いてみる涼子。
ルナは、大きな病院の跡継ぎだった。
小説家になりたくて、医大を勝手に中退して、お父さんの怒りを買って家を飛び出した。
実家にはそれっきり、10年以上会っていない。
戸籍を変えていることは、お母さんは知っているがお父さんは知らない。お父さんには言わないように口止めしている。
お父さんの件は、人生の宿題のようなもの。
ルナは、幼少期を思い出している。
謎解きのように、ヒントを解いてプレゼントを見つけていた。
朝、みんなを見送る涼子。
今晩お暇ですかとルナより連絡が入る。
待ち合わせの場所に行くと、田村も来る。
まずは下北沢で寄りたいところかあるというルナ。
パソコンのパスワード解析のために、我輩は猫であるの初版の復刻版を手に入れるという。
本は古書店で取り置きをした。謎解きサークルで知り合った倉田さんのお店。
倉田さんに会うのは6年ぶりだという。
夜桜を見ながら歩く3人。
夜桜は迫力がある、なんかゾッとする感じという涼子。
桜の木の下には死体が埋まっているという話をする田村とルナ。
小説の話で、坂口安吾だっけ?と聞く田村に、そう思っている人が多いが、実は梶井基次郎先生と答える。
梶井基次郎の「桜の樹の下には」美しすぎるものに抱く畏怖の感情を大胆に表現した短編小説。
坂口安吾は「桜の森の満開の下」桜を恐ろしいと思っている山賊の話。山賊の妻は、人間の生首を並べて遊ぶ趣味があった。山賊は首を狩り続けていたが嫌気が差し、妻をおぶって昔住んでいた山に戻る。ちょうど桜が満開の時期。山賊は恐ろしさを感じつつ、桜の木の下を通る。振り返ると美しい妻は醜い鬼になっていて首を絞めてくる。慌てて首を絞め返すと、鬼はいつの間にか女の姿に戻り息絶えていた。散り続ける桜の下で女に触れようとすると、女は桜の花びらとなってかき消えてしまうのだった。
怖いけど美しい、桜そのものみたいなお話というルナ。
夜桜を見て話しながら歩いていると、桜書房に着く。
中に入ると、倉田さんが頭から血を流し倒れている。意識がない。
119に連絡しながら、心臓マッサージをするルナ。
警察に連絡をする田村。これから代沢署の刑事が来るという。
田村は救急車に乗り込む。
刑事が来て、ルナと涼子の指紋を取る、カバンの中も確認するという。
田村に連絡し、捜査に来た刑事に説明してもらうルナ。
文学で事件を解決したという話も聞いたが、捜査はお遊びとは違うと言い切る刑事。
もう帰っていいと言われ、盗まれた3冊の本の話をするルナ。
高額な古書で、おそらく数百万になるという。
現金も全て抜かれている。
強盗?
その3冊を盗んだのなら古書マニアだが、マニアなら本を散らかしたりはしない。
レジ周りを見ると、お金を置くトレーに10円が一枚だけ置かれている。
不思議に思うルナ。
今度は店内の裏のスペースを観察している。
内装やウォーターサーバーが気になっている。
運送会社の人が外を通りかかり、何かあったのかと気にしている。
スマート運輸の鈴本さん、倉田さんと知り合いで、配達時によく世間話をしているという。
さっき配達したばかりで、孫のさくらさんが来てくれたって喜んでいた。
30分くらい前に、配達のハンコをもらって、さくらさんを追いかける形になったけど、角を曲がったら彼女の姿がなかった。
風もないのに桜が舞っていて、キツネにつままれた気分になったという。
坂口安吾の世界みたいとつぶやく涼子。
お孫さんも両親も、18年前に交通事故で亡くなっているそうです。
そんなはずはと驚く鈴本。
刑事は、誰かがなりすましたか、ウソの証言を言っているかのどちらかという。
ルナは鈴本さんではないときっぱり言う。さくらさんが消えたなどという話は余計に疑われるし、普通わざわざ戻ってこない。
捜査中の刑事が、ルナの取り置きの袋を持ってくる。
注文したのは、吾輩は猫であるだけだが、追加で3冊入っている。
その本には、血がついている。
ルナはウォーターサーバーの写真を撮り、田村に何かを調べてほしいと連絡する。
刑事が、浄水器もウォーターサーバーもあるから倉田さんは認知機能が低下していたようだと言う。
ルナは、店内のリフォームも、別々の業者が関わっていると言う。
それに気づいていなかった刑事は驚く。
壁とドアの色、必要のない照明、複数の会社から、言われるまま契約をしていたようだと話す。
判断力が落ちたお年寄りに色々と売りつける悪徳業者?
いつも話していたがそんな様子はなかったという鈴本。
一見しっかりしているように見えることもあると刑事は言う。
じゃあ若い女性は誰だったのかと考えていると、特殊詐欺を思いつく刑事。
ヤツらは、判断力が衰えた高齢者に身内を装って接触してくる。
特殊詐欺だとしたら、女性が消えたのも説明がつくとルナは言う。
送迎車で待機し、女性が乗ってすぐに猛スピードで走り去った。
涼子は、だとしたら怪我を負わせたのは?と疑問に思う。
同じ日のほぼ同じ時時間帯に、詐欺と襲撃事件が続けて起こることなんてある?
ルナに田村から連絡が入り、調べた情報を聞く。
ウォーターサーバーの担当者によると、飛び込み営業に入ったところ、すでに浄水器はあったが、気前よく契約してくれた。
この地域担当の営業マンの間では、桜書房は断らずに買ってくれるということで知られている。
遺産を残す家族はいないからと、売上ノルマで困っている人から買うことを人助けだと言っていた。
認知機能の衰えではなく、優しい人だった。
認知機能が大丈夫なら、詐欺の電話で、どうして通報しなかったのか?
女性に本も渡しているし。
事件を紐解くヒントは、あの3冊の本にあるはず。
袋にも本にも血がついていると言うことは、襲撃されてからこの3冊を入れたと言うこと。しかも折り目がつけられている。
倉田さんは謎解きサークルにも所属しているミステリーマニア。
メモだと犯人に見つかって隠蔽されてしまう。
この三つを使って何か伝えようとした。
一体誰が襲った?と刑事が聞くと、特殊詐欺グループの見張り役と答えるルナ。
店の外で見張っていて、受け子が店を出た後、倉田さんが通報しようとしていると気づき襲撃した。
倉田さんは倒れ込み朦朧としながらも、目の前に散らばった本で手がかりを残そうとした。
犯人につながる暗号…。
ルナが考え、思いつきそうになり、急いでお団子を出す涼子。
お団子をもぐもぐして、繋がりましたと言うルナ。
田村に何かを確認してもらう。
電話を刑事に代わり話すと、ご協力に感謝しますといい去っていく。
涼子がどう言うことと聞くと、涼子の言った通り、ヒントは耳というルナ。
暗号は、犯人ではなく倉田さん自身のこと。
坂口安吾には、耳が聞こえにくい時期があった。そのことを「小さな山羊の記録」で書いている。
自分の耳が悪いことを伝えようとした。
倉田さんが使っていたのは、スマートフォンと連携できる補聴器。
通報する前に受け子が来てしまったので、受け子に本を渡して、その袋の中に補聴器を仕込んだ。
受け子が帰った後、今度こそ通報して補聴器を追跡してもらうつもりが襲われてしまった。
補聴器を仕込んだことを伝えなければと思い、3冊の本を紙袋に入れた。
ルナと涼子は、帰りながら受け子の女の子はどうして詐欺に手を染めたんだろうと話している。
娘は同じ年頃だし人ごとじゃないと言う涼子。
坂口安吾は「堕落論」で「人は生き、人は堕ちる」と言っている。
涼子は、家族や大事な人が堕ちるのは嫌だから、できるなら食い止めたいと言う。
「桜の森の満開の下」の山賊の夫婦も、堕落した人たち。山賊は妻を堕落から救おうとしたのかなと言う。
その言葉で、ルナは10円玉の謎がわかったという。
倉田さんが入院している病院に来ているルナたち。
倉田さんは意識が戻っている。
倉田さんは、受け子の女の子を心配している。
刑事は、女の子はすぐに見つかったが、罪に問えるかは微妙だと言っている。
それを聞き、10円のおかげですねとルナが言う。
それも見抜いていましたかと嬉しそうな倉田さん。
彼女がヒントをくれた、いつも助けてくれる友達と涼子を紹介する。
刑事は、あの女性を確保をしたときに10円の領収証を差し出してきたと言う。
倉田さんは、あの子はまだ幼い。こんなアルバイトに手を出すなんて、よほどの事情があるんだろうと気の毒になったという。
現金を受け取ると、詐欺罪が成立してしまう。
それで、売れば高額になる古書を渡そうと思った。
現金は用意してもらえなかったと言って、仲間にはこの本を渡しなさいと伝えた。
小銭を出してもらい、この3冊はあなたが買ったんだと領収証を渡した。
あの女性は20歳。やっぱりさくらと同じだと言う倉田さん。
さくらの母親(自分の娘)は、オーケストラの一員で、子供を夫に任せて色々な場所で活動をしていた。
それをみて、子供を置いていくぐらいなら音楽などやめろと、娘の人生を否定してしまった。
それ以来、絶縁状態になったという。
その気になればいつでも会えるだろうと思っていた。
あの子たちが亡くなって18年、やらなかった後悔はずっと残る。
そんなこともあり、罪滅ぼしをしたくなる。若い人を助けたくなる。
だから、もし警察に捕まったらその領収証を見せなさいと女の子に伝えた。
そして、二度とこんなことをしてはいけないと言った。
それを聞き刑事は、改心しないあくどい人間がほとんどで、本を売った金を手にして高笑いしているかもしれないと言う。
病室の窓からは、桜が見える。
倉田さんは、桜は厳しい冬を乗り越えないと咲かないから好きなんだという。
休眠打破とルナが言う。
植物が休眠状態から目覚めて成長すること。
人間もそうなんじゃないかってねと倉田さんは言う。
つらい状況にある人だからこそ、いつか花開くんじゃないかって思ってしまう。
結局、自己満足だったのかもしれないね。
ルナが、ご本人に聞いてみては?と言う。
受け子の女の子が、伊豆の踊子を抱えながら、病室に入ってくる。
頭を下げる女の子。
倉田さんは、よくきたねと声をかけた。
ルナのバーには、涼子もいる。
パスワードを、初版の発行日で試してみるが違う。
あと4回間違えるとデータが消去されますと警告が出る。
やっぱりこのパソコンは返すと言うルナ。
時間もとられるし、あると落ち着かないという。
でも、何か意味があってルナに託したのではと言う涼子。
涼子は、カズトの留守電をスルーして20年以上も後悔した。
倉田さんも、やらなかった後悔は一生残るって言ってた。
そう言われ、パソコンを置き去っていくルナ。
スマホを操作しながら戻り、漱石先生の研究者にアポを取ってみると言う。
やる気になった?と嬉しそうな涼子。
その謎が解けるまで付き合うという。
何でそこまで?とルナに聞かれ、暇だから?と答える。
パソコンを開くことができたら、ルナの人生の宿題が解けるかもしれない。お節介でもいい、力になりたいと思う涼子。
涼子が帰宅すると、娘と菊雄が言い合いをしている。
娘は大学をやめたいと言っている。
ルナが帰宅途中、走ってくる人とぶつかりそうになる。
その人は、肉を3パック落とす。急いで拾って走り去る。
簡単な感想
倉田さんの、領収証や補聴器、暗号の本など、とっさの機転がすごい。
小湊が可愛すぎて笑ってしまう。
刑事の喋り方、もう少し何とかならないのか。
人は生き、人は堕ちる。堕落論、気になったので読んでみようかな。


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