2026年 夏ドラマ 木曜10時から
ネタバレありの感想です。
<ピオニーの香りは、夏への淡い期待をかき立てる>
<それは、あの季節だけの幸福感>
<終わりを知る前のあの時期が、一番幸せだったのかもしれない>
<夏も、恋も、夢も…>
一緒にはいられないと言われ、どういうことかと聞く葵。
澄晴は、葵さんがいなくなったら絵が描けなくなった、何を何のために描くのかも分からなくなった。1人だとまだ自分を信じられないと気付いた。
それに、俺のために何度も気持ちを諦めようとしてきた。今のままの自分だと、またいつか諦める日が来る気がすると話す。
話を聞き、澄晴の言いたいことを理解したと言う葵。
ちゃんと自信が持てるようになったら…と言う澄晴に、そういう中途半端なことはやめようと言う。
優子はスナックで働きながら、葵と澄晴のことを心配していた。
常連の同級生・岩村は、人の幸せを願うのは、自分が幸せになってからだよと言う。
龍太は、莉奈に告白した時のことを思い返していた。
莉奈は、なんで私?澄晴と別れたばかりだし、龍太にとっては親友の元カノだし…龍太のこと、そんなふうに見れないと言っていた。
澄晴は帰宅し、描き上げた絵を押し入れにしまう。
<気持ちの整理は追いついてない>
<でも、目の前の生活をおろそかにしちゃいけないことだけは分かる>
澄晴は、絵画教室で絵を描いていた。
上手くいかずため息をついている澄晴を見て、今年のコンペは諦めた方がいいと先生は言う。
無理やり描いても、納得する作品にはならない。コンペは来年もある、それまでは、視野を広げることに時間を使ってみた方がいいと言われる。
葵は会社で、調香部に移動願を出すことにしたと梢に話している。
大丈夫なのかと心配する梢に、もう香りは戻ったし、あの頃とは違うから大丈夫と言う。
澄晴は帰宅し、絵画教室で借りた本を読んでいた。
読みながら、葵さんとは離れることにしたと言う澄晴。
龍太は驚きながら、振られた?お前が諦めた?と聞く。
澄晴は、違う、もう諦めたくないから。でも今のままじゃ駄目だからと言う。
分かんねえな、お互い好きなら一緒にいればいい。カッコつけてるだけ、ただの綺麗事に聞こえると龍太は言う。
<綺麗事でも何でもいい>
<とにかく、今の俺じゃ駄目なんだ>
<大丈夫>
<1人でも、自分を信じる>
<信じられる>
優子は、スナックに岩村を呼び出していた。
「人の幸せを願うのは自分が幸せになってから」
てことは、多分今私幸せなんだと思う。葵の幸せ、心から願っていると言う優子。
何でだろうと考えてみたら…そういって岩村を見て、腕をツンツンする。
…え!僕!?と驚き喜ぶ岩村。
葵は会社で、香りを確認してもらいたいと梢に言われる。
嬉しそうに香りをかぐと、また香りが分からなくなっていた。
澄晴は、滞在型共同アトリエに興味を持ち、自分でも入れるのか先生に聞いていた。
行ってみたいと言うと、今の生活を捨ててアート漬けの生活になる、もう少しよく考えてみたら?と言われる。
すぐにでも入れる所があれば、なるべく早く行きたい。お願いしますと頭を下げる澄晴。
香りがまた分からなくなり、葵が落ち込んでいると、優子から電話がある。
外のベンチで会い、澄晴に会えたのかと聞く優子。
会えた、会って終わりにしたと答える葵。
葵は、心配かけてごめんねと気丈に振る舞う。
もう行くねと去っていく葵だったが、つらくなり泣きそうになる。
優子は、葵が強がっていると分かっていて追いかけ、傘をさす。
のみ込まなくていいと優子が言うと、葵は泣きながら、また香りが分からなくなったと言う。
全部無くなっちゃった、結局全部諦めるしかないなんて…と泣いている。
澄晴がキッチンにいると、龍太がこの間は悪かったと謝る。
実は莉奈に振られて、好きな人と一緒にいたくてもいられない。だからわざわざ離れるっていう気持ちが理解できなくて、嫌な言い方をしてしまった。
龍太は、時間は無限じゃない、2人の時間手放して、本当に後悔しない?と聞く。
優子と葵は、帰りながら話していた。
優子は、全部なくなったってことじゃないんじゃない?葵の中に残ってるものがあるはず、それを信じようと言う。
絵画教室では、生徒の絵が完成し、応募の準備をしていた。
生徒の斎木は、ここを辞めるのは本当かと澄晴に聞く。
しばらく絵の勉強に行こうと思ってと答えると、うらやましい…俺も、親とか学校から逃げ出したいと斎木は言う。
葵は、奥田に送別会と誘われ居酒屋に来ていた。
積もる話もあると言われ、私たちは何で別れたんだろうと言う葵。
それは…俺が浮気を…と奥田は言うが、それは決定的だったけれど、それより前からうまくいってなかったと葵は言う。
奥田は、俺が葵の方ばかり見てて、葵にも俺の方ばかり見ててほしいって思っていたからかなと言う。
葵も、私もそう思っていたかも、お互いにお互いを見ようとし過ぎてたのかなと言う。
そりゃすっ転ぶ、前向いてないとな。人生っていう道は、凸凹してますからねと笑う奥田。
龍太が莉奈にLINEを送ろうとして出来ず、机にふせていると、莉奈が訪ねてくる。
何で?と聞くと、澄晴が話があるってと答える。
ちょうど澄晴が帰宅し、2人に話したいことがあると言う。
東京を離れて、しばらく絵に専念する環境に行こうと思うと話す澄晴。
龍太が、葵さんを忘れるため?と聞くが、ちょうど葵から澄晴に着信がある。
澄晴がいなくなり、莉奈と2人で話す龍太。
葵さんから離れようとする澄晴の気持ち、全然分からないと言う。
莉奈は、恋愛はいろんな形がある、2人のことは2人にしか分からないと言う。
そう言う莉奈を見て、やっぱ好き、莉奈のこと諦めなくていい?と聞く龍太。
澄晴と別れたばかりっていうのは時間が解決すること、親友の元カノっていうのは、俺の親友いい男だから、見る目あるってことでプラスでしかないし、男として意識してないっていうのは、そんなこと言ってられるのも今のうちだし!と語っている。
諦めたくない諦められないと言われ、莉奈は少し考えそういうの嫌いじゃないと言うと、嫌いじゃないってことは好きってこと?と龍太が言う。
いや言ってないと莉奈は笑うが、よっしゃーと喜ぶ龍太。
澄晴は葵と会っていた。
この前は、頭の中整理できないまま話してごめんと謝る。
葵も、分かったつもりになっていたと答える。
離れることが、澄晴くんのためだってのみ込んでいた。そしたら、また花の香りが分からなくなった。
葵は、この恋を、自分を失う恋にしたくないと言う。
自分の人生変えられるのは自分だけ。年を重ねるたびに見えない不安が増えていって、何にも変えないことが幸せなんだって思い込んでいた。
そんな時、あなたと出会って、あなたに掛けてた言葉、全部自分に言いたかったことなんだと思う。
だから、今からでも、必死に夢と向き合ってみようって思う。
自分の力で香りを取り戻して、いつかあなたの前で心から笑いたい。
並んで前を向いて歩いて行ける、そういう2人になりたい。
それを聞き澄晴は、全部取り返すって親父と約束したのに、今の自分のままじゃ、またいつか絵も葵さんも失う気がして焦っていたと言う。
葵さんが言葉にしてくれてやっと分かった。自分の夢は自分で取り返すと言う澄晴。
1人でも歩いていけるけど、ただ好きだから隣にいる、そういう2人に俺はなりたい。
澄晴が、東京離れて絵の勉強してくると言うと、いつか笑い合える日までと答える葵。
澄晴は、押し入れにしまった絵を梱包し、葵宛の伝票を貼る。
家を出ようとして、葵とここで過ごしたことを思い出す。
葵も花屋でピオニーの香りをかぎ、一輪購入する。
花屋に、緋翠フラワーガーデンのポスターが貼ってあり、共有マップに追加する。
駅のコンコースでは、澄晴の描いたピオニーの絵が撤去されていた。
〜2年後〜
葵は調香部で働いていた。
作った香りのキャンドルの完成品が届いていた。
奥田が東京に出張で来ていて、自分が作った香りが世の中に出るなんて、よかったなと喜んでいた。
この歳で調香師の夢をかなえるなんてすごいと言う奥田。
ありがとうと言う葵だったが、でもまた新しい夢ができたから会社を辞めることにしたと話す。
驚く奥田に、自分のお店をやろうと思うと言う葵。
オーダーメイドのパフュームショップ。今の仕事も魅力的だけど、やっぱり香水が作りたいと葵は言う。
相手の顔を見て、その人の魅力を引き出す、つけるたびに自信が湧くような、そんな香水が作れたらなってと話す。
奥田を見て、いい歳してって呆れてるよねと言うと、感動していると返事がくる。
安定志向だった葵がこんなチャレンジングなこと…、すごくいいと思う!手伝えることあったら、何でもするから言ってくれと奥田は言う。
澄晴は帰国し、絵画教室を訪ねていた。
いろんな国の作家たちといろんな話をして、いろんな作品を見て、毎日刺激的だった。絵を描く以外の関わり方にも興味が湧いていると話す。
斎木君はどうしているか、コンペはどうだったのかと聞くと、受賞したんだけれど、家族に辞退させられたという。
先生は、また君の時と同じで、親御さんを説得できなくて、僕はダメだねと言う。
広場で絵を描いている斎木を見つけ、声を掛ける澄晴。
斎木は、もう描いても意味ないのに、どうしてもやめられないと言う。
澄晴は、やめる必要ない、やめちゃ駄目だよと言う。
ここで諦めたら一生後悔する。君も…俺も。
澄晴は教室に戻り、ギャラリーアシスタント募集のサイトを見ていた。
”若き芽を拾い、世界へ花開かせる、才能の未来をともに育てる仕事”
龍太の元へ帰ると、莉奈もいて、家の中が可愛くなっていた。
莉奈は、保育士の筆記テストに受かり、資格が取れそうと話していた。
莉奈が席を立つと、仕事が続けられそうだから、もう少し給料が上がったら…(プロポーズ)と話す龍太。
龍太は、そろそろ戻ってきたら?と澄晴に言う。
澄晴は、実はまた勉強に行こうかと思っている、絵を描く以上にやりたいことを見つけたと話す。
絵で人の役に立てたらと思っていた。自分が絵を描く以上にそれをかなえられる仕事を見つけた。だからチャレンジしてみたい。
澄晴が帰り、すごいなと話しているが、葵さんに会わないのか、もうすぐお店もオープンする、絶対澄晴に来てほしいはずと言う莉奈。
莉奈から葵さんに澄晴が帰ってきてるって言っちゃえばと龍太は言うが、それは駄目、2人には2人のタイミングがあると言う。
好きな人とあえて離れるなんて俺にはできないと言い、莉奈にくっつく龍太。
キスをして、気が合うね私たちと嬉しそうに言う莉奈。
葵は、駅に飾ってある澄晴の絵を見に行くが、何もなくなっていて少し残念そうにする。でも、すぐに笑顔になる。
澄晴もまた、自分の絵が飾ってあったところを見て、何もないが笑顔になる。
葵は、自分のお店の準備を優子と一緒にしていた。
大事な日の前なのにありがとうと言い、葵はプレゼントを渡す。
可愛いリングピローが入っていて喜ぶ優子。
優子も、実は私もと言いプレゼントを渡す。
アトマイザーが入っていて、葵も喜んでいる。
お互いこの歳で夢をかなえることになるなんてと言う葵。
優子は帰り、澄晴から届いていた絵を取り出す。
葵は絵を見て笑顔になり、壁に飾る。
カウンターで、調香をする葵。
優子は、スナックで結婚パーティーをしていた。
葵からもらったリングピローには、指輪が2つ置かれている。
優子に指輪をつけ、嬉しそうにする岩村と優子。
葵も来ていて、花びらをまいて2人を祝福している。
優子がハッピーサマーウエディングを歌い、盛り上がる。
落ち着いた頃、夢もかなえたんだし、そろそろいいんじゃない?と言い優子は葵にブーケを渡す。
確かに一区切りはついたかもと言いブーケを受け取る葵。
じゃあ行ってこようかなと葵が言うと、行ってきなよ澄晴君の所と優子は言う。
夢をかなえたら行こうって決めてた場所があると言う葵。
澄晴は、お墓参りをしていた。
帰り際に龍太から連絡があり、出発する前にここに行って、絶対行けとリンクが送られてくる。
その場所に行くとお店があるが、営業はしていなかった。
でも澄晴は、壁に飾られている自分の絵を見つける。
葵との共有マップを開く澄晴。
ピオニーを一輪買ったあの時、葵は緋翠フラワーガーデンを登録していた。
新しくピンが立てられていることに気付く澄晴。
澄晴は、緋翠フラワーガーデンを訪れていた。
龍太は、莉奈と公園に来ていて、そこにいた子供たちとサッカーをしていた。
莉奈が、結婚しよっかと言うと、それ俺の!本当に?と騒ぐ龍太。
やったと喜んでいる。
優子はスナックで、指輪を見てうっとりしている。
その横には岩村がいて、その手に自分の手を重ねる。
手を取り見つめ合い幸せそうにしている2人。
奥田は実家にいて、両親にご飯を作っている。
緋翠フラワーガーデンで、一面の花を見ながら歩いている澄晴。
<苦しさも、迷いも、いとおしさも…>
<感じた思いは消えることがなくて>
深呼吸をし、歩いていると、名前を呼ばれる。
振り返ると葵がいて、おかえりと言っている。
<香りのように重なりながら、最後の余韻へとたどり着く>
<夏も、恋も、夢も>
2人並んで歩いている。
簡単な感想
全部丸く収まってよかったけれど、葵と澄晴の最後は少しモヤっとした。
今はそばにいなくても、心はお互いを思い感じることができる。
好きな相手のみを見て、その人が生きがいで心の支えでは、いつか壊れてしまう。
自分の興味があることは何か、今後何をして生きていきたいのかを考えてしまった。
詐欺をやっていた若者が、新しい出会いをして変わり、自分と向き合い、未来に希望を持って生きていく…超簡潔に言うとそんなドラマでした。

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