2026年 春ドラマ 火曜9時から
ネタバレありの感想です。
根尾光誠が買収用地としたのは、英人のふるさと、あかり商店街とあかり団地。
悲劇を防ぐために、記憶を使って未来を変えようとした。
そして、とうとう未来が変わった。
しかし、この本にはこう書いてある。
歴史を変えて成功を得た者は、その代償を払う日が来る。
その代償は、命である。
なぜ根尾光誠はここまで僕を追い詰めるのか…。
そして、僕を殺した奴は誰なのか。
転落した運命の2026年2月17日がもうすぐやって来る。
商店街会長の家に集まるいつものメンバー。金平もいる。
スーパー蒼萬跡地はNEOXISの根尾社長に買われたと言う英人。
金平に退院早々こんな話ごめんと謝っている。
金平は、英人が頑張ったことはみんな分かってると言う。
でもこれからどうする?と聞く秀子。
会長は、前に秀子に言われた通り、未来がある猪瀬たちを、仕事もない商店街にいつまでも縛り続けるわけにはいかないと言う。
みんなそれぞれの道を歩くしかない。
立ち退きを受け入れるってことか?
そういうことだ。退去までしっかり猶予をもらえる。
それぞれ転出先を見つけて、新しい未来に向かおう。
会おうと思えばまたいつでも会える。
これからも仲間だから。
あかり商店街は、立ち退きを受け入れます。
猪瀬たち幼馴染は、3人で車に乗り、引っ越していく。
見送り、泣いている秀子。
商店街から次々と人が去る。
さらに立ち退きが進んだ2026年1月。
会長と英人は、2人でご飯を食べている。
秀子も金平も仕事見つけたと話す会長。
キッチンかーや夜間警備、みんな慣れない仕事で大変だと英人は言う。
父さんはこれからどうするの?と聞く英人。
俺のことより、英人は自分のことを心配…と言いかけて、NEOXISが銀行を買収したニュースに目がいく。
<あかり商店街とあかり団地の土地を引き換えに、根尾光誠は今日、銀行を手に入れた>
根尾に会い、支援してきた私の目に狂いはなかったと言っている東郷。
今や銀行オーナーの君に、紹介したい人間がいる。
FOR THE PEOPLEの理念を尊敬し、君を見習って人道支援企業を立ち上げた男…。
友野達樹くんだ。
会って、君に頼みたいことがあるそうだ。
根尾は、結局、困れば頼ってくるのか…と冷たい目をしながら言う。
更紗を訪ねる英人。更紗は工場の隅で絵を描いている。
ずっとやってるねと声をかけると、商店街が取り壊される前に描いとかなきゃと思ってと言う。
うまい芋けんぴもらったから、お茶でもしようと英人が言うと、事故から守ってくれた日も持ってきてくれたよねと更紗が言う。
ああ…そうだったと話を合わせる英人。
更紗は、夕日の絵を見せて、覚えているか聞く。
夕陽がすごいきれいだったから…懐かしいと答える。
今度は商店街の絵を、どういう絵かわかる?と聞く。
どういう絵って言われても…と言う英人に、2人で虹を見つけた日…プロポーズしてくれた日のこと、覚えてないの?と言う更紗。
あなたは誰なの…?
<それは今や、僕を悩ませている答えのない問いだった>
英梨が実家に帰宅。
急に帰ってきてどうした?と聞くと、復興支援の協力要請のために、友野さんと上京したという。
その協力要請はどこに出すの?
それは…と言う英梨をみて、根尾光誠?と言う英人。なんでわかるの?と驚く英梨。
銀行買収が一段落したら、元の根尾社長に戻ってくれると信じていると話していた友野を思い出す英人。
<まずい展開だ…>
<以前の記憶では、僕が何者かに突き落とされたのは2月17日の朝>
ついに…あの日の未来がやってくる。
VENA BANKの債務超過、財部の解雇、土屋の退職と、未来と同じことが起こる。
友野が来る。
ちょうど君のことを思い出していたと言う根尾。
創業メンバーとして、一緒に被災地支援をやっていた頃のこと。
それを聞き友野は、その頃の社長の理念や行動力が僕を高めてくれた、その感謝は今も忘れていませんと言う。
根尾は、じゃあまた僕と一緒にやってくれるってことかな?と言う。
そのためにも、まず能登の復興支援への協力をお願いできませんか?と言うと、君はまだそこにいるのかと言う根尾。
君は変わらないね、全く成長していない。
被災者支援は確かに大事、僕の理念でもある。
だがそこにしがみ付いてはいけないんだよ!と言いながら机を殴っている。
もう別次元のステージに来てるって何度も言ってるだろ。
友野は、あなたは変わってしまった、理念を忘れて野心に取りつかれたと諦めた顔で言っている。
根尾は、ここまで言ってもわからないかと言う。
失礼しますと帰っていく友野。社長室から出て、悔しそうに壁を一度だけ叩いた。
会長は、自宅で根尾の記事を見ている。
根尾光誠の終焉、落ちたカリスマ、冷酷無比、地獄に落ちろ。
英人と話している英梨。
協力要請はうまくいかなかった、友野さんは、もう話しても無駄だと思ったみたいと言う。
せっかく事業を立ち上げたんだ、新しい環境でやっていけばいいという英人。
英梨は、こうなったのも誰が悪いとかではないのかなと言っている。
これからどうするのか聞くと、東郷に支援企業を紹介してもらったから、会ってから北陸の被災地に戻ると言う。
英人は、何があっても2人の未来を進むべきだよと言った。
<友野くんが東京を離れると聞いて、俺はホッとした>
その頃、顔を覆い、ため息をつきながら、友野は1人でお酒を飲んでいた。
東郷のバーで、一萬田と会っている根尾。
一萬田が目をつけていた生成AIの会社と今日契約してきたと、未来と同じことが起きている。
失礼しますとバーを出て、車に乗り込む根尾。
会社に向かうか聞かれ、ようやく全て終わりました。どこでもいいので、しばらくドライブしていただけますか?と言う。
被災地の一室に、英梨が支援の報告をしに行くと、友野はお酒を飲み泣いている。
どうしたのと聞くと、僕のせいかも、僕がもっとうまくやっていれば商店街の人たちを守れたのかもしれないと自分を責めている。
友野さんのせいじゃない、商店街をあんなふうにしたのは根尾社長だと言う英梨。
自宅で1人、AIと楽しそうに虚しい会話をしている根尾。
あなたは孤独ですねと言われ、そんなことない、だって君がいるからと言うが、AIからの返事はない。
部屋の窓からは、花火が見える。
<そして、運命の2月17日の朝が訪れた>
朝早くに英梨から英人に電話がある。
友野がいない、アパートにも会社にも支援事務所にも、連絡も取れない。
心配なの、お酒を飲んでは泣き出したり、寝てる時もあの人が許せないってうなされたり…。
分かったと言い、急いで神社に向かい走る英人。
<やはり友野くんなのか?>
<だとしたら、なんとしても…>
走っているが耳鳴りがして転び、進めなくなる。
<ずっとなかったのに、こんな時に…!>
その頃根尾は、神社でお参りをして、階段の上から自分のビルを見ている。
未来か…とつぶやいていると、後ろから誰かが来る。
友野がいて、もう一度だけ話を聞いてほしくて来たと言っている。
しつこいなと言われ、あなたから学んだんですと言う友野。
僕は全てをあなたから学んだ、FOR THE PEOPLEが全て、なのにあなたは変わってしまった。どうして?
根尾は、君は何も分かってない、近くにいた君が分からないのなら、この先誰もわからないだろうと言う。
どうしてなんですか?こっちが聞きたいと言う根尾。
これ以上僕に近寄らないでくれ、君と僕は、袂を分かったんだ。
根尾が行こうとして、肩をつかむ。
その友野を、英人がつかむ。
英人は、君を助けにきた、彼が死んでも何も変わらないよと言う。
対峙する英人と根尾。
やっと会えたと言うと、僕は会いたくありませんでしたと言う根尾。
あなたが怖かった、僕という存在が、いつかあなたに取って代わられるんじゃないか…怖かった。
だって、あなたは根尾光誠なんですもんね?
驚いている友野を直視できない英人。
新しい場所で生きていくためだった…。
野本英人の過去を知って生きていくうちに、自分が誰なのかわからなくなっていった。
もしかしたら、野本英人そのものになってしまったのかもしれない。
野本英人として、君を見てきて分かったよ、根尾光誠という人間が。
根尾は、何か、読み違えていませんか?と言う。
僕もあなたと同じです、根尾光誠を演じてきました。
まさか…驚く英人。
あなたも気付けなかったということは、僕はもう根尾光誠そのものなんですかね?
君は…野本英人…?
だから、あかり商店街に協力した?
根尾は、あかり商店街への恩は返すつもりでいましたと言う。
だったらなんで生まれ育ったあかり商店街を潰したんだ?
最良の条件を提案しましたよね?あなたにも分かっていたはずだ!と声を荒げる根尾。
根尾光誠になってから、何度か商店街に行きました。
そこには、野本英人がいた。
僕の居場所はなかった。根尾光誠になるしかなかった。
根尾光誠として生きるうちに、自分が何者なのか分からなくなっていきました。
英人は、でも君は、更紗の力になろうとしたじゃないか?それは君の…野本英人の思いなんじゃないのか?と言う。
更紗も…、商店街の連中も…、おやじも英梨も…、遠い存在になりました。
でも、あなたの残したものが、僕をけしかけるようになったんです。
この世界は娯楽だ!できる限りそのゲームを楽しもう。
上り詰めることこそ、人生の意味だと。
商店街のような小さな犠牲があったとしても、僕が動けばより多くの人たちが救える、そう思ってやってきた!
英人は、わかるよ、 俺も根尾光誠だったからねと言う。
少ない犠牲を切り捨てて、より多くの人間を救う…、それが正しいことだと信じた…、でも誰も分かってくれなかった。
人はその立場にならないとわからないんだよ。
俺の場合は、復讐が終われば全て終わる。
根尾は、根尾光誠の人生は…孤独でしたと言う。
英人はうなずきながら、それは根尾光誠を生きた君と僕にしかわからないこと、他の誰にも分からないことなんだと言う。
置かれた環境なんだ。
どこに身を置いて、誰といるかで、人の性格なんて変わってしまう。
俺は英人として生きるうちに、間違いばかりを繰り返す商店街の人間が、いとおしいとさえ思うようになった。
上から見下ろす人間も、下から見上げる人間も、同じ人間なんだ。
根尾は、僕はトップになることを確信していたと言う。
でも、上に行けば行くほど、未来が見えなくなった。
あなたも同じだったということですか?
同じだったよと言う英人。
俺が根尾光誠だった時、その石段を転落して、野本英人になった。
今日がその日。
その犯人が誰なのか、ずっと捜してきたんだ。
友野くんですか?と言われ、俺は今、別の答えにたどり着いたと言う。
誰かに突き落とされたなんて俺の勝手な思い込みだ。
本当は君と同じように、未来に絶望していた。
根尾光誠は自ら転落した、君にはそうなってほしくない。
話を聞かせてくれ、もっと話がしたい、未来は変えられるはずだ。
もう…、疲れました…と言い、後ろに倒れる根尾。
後ろには会長がいて、根尾を受け止めている。
根尾が、どうして…?と言うと、当たり前だ、理由なんかない、2人が似てるからこんなことになっちゃったのかな?と言う。
根尾の腕をつかみながら、ずっとつらかったなと言う会長。
泣きそうになる根尾。
会長は、大丈夫か?お前たちなら大丈夫だよな?と言う。
根尾と英人は見つめ合い、英人はうなずいている。
<俺が知っている未来はここまで>
<ここからが本当の未来>
<ここから先の未来は、俺にはよく分からない>
<ただ、まだこうして生きている>
<以前の記憶を使った代償は命だと書かれていたこの小説は、所詮フィクションの世界>
<現実は、フィクションよりもかなり曖昧だ>
東郷に呼び出される英人。
根尾から預かったNEOXISの会社の資料を渡される。
根尾が社長を退任し、全てを後任に任せる旨が記されたあいさつ状も渡される。
英人は、根尾さんが社長を辞める?と聞く。
東郷は、後任に君を推薦したが、彼は受け入れなかったと話す。
野本英人は、商店街のみんなと歩み続けるべきだというのが彼の言い分です。
根尾は、後任の社長に友野くんを指名してきた。
でも、どうして彼は…?と聞くと、それは分からないが、君と出会ったことで、根尾光誠は変わったと言う。
NEOXISの社長として挨拶をしている友野。
挨拶の場には、東郷・一萬田・土屋・財部・根尾・英梨がいる。
会長の家で、根尾光誠の退任・友野が就任のニュースを見ている秀子たち。
友野大出世、英梨は社長夫人?と嬉しそうだ。
英人が、俺からも報告があるという。
NEOXISが持っているスーパー蒼萬荒川店を、株式会社あかり商店街に譲るって。根尾社長が友野くんにそう託したという。
またみんなと一緒にすぐそこで働けるってこと?と嬉しそうな秀子。
会長も柱に頭を打ち付け、すごく痛い!夢じゃない!と言っている。
出て行ったみんなにも連絡しよう。みんなでこれからのこと考えよう!
その時更紗の携帯が鳴る。
私の絵が、絵画コンクールの大賞に選ばれた!
色々大喜びの会長や英人。とにかくおめでとう!
河川敷を歩く更紗と英人。
いつ死んでもおかしくないと思っていたから、ここに来れて本当に良かったと言う英人。
でも、考えてみたら、みんないつ死んでもおかしくない毎日を生きてるんだよなって思った。
俺は何も特別じゃない。
だから、とにかく今を生きようって思う。
大賛成!と更紗が言う。
更紗は、もう一度聞いていい?あなたは誰なの?
私の知っている英人でもない、私の知っている根尾光誠でもない。
返事に困っている英人。
更紗は、誰でもいいか、今私の目の前にいるのが、あなただからと言う。
英人は、ここに生まれてきてよかったと言う。
並んで座る英人と更紗。
<神様は、帳尻合わせが好きなのか、いいことと悪いことは、いつも交互にやって来る>
<今日は、いいことが重なりすぎたのかもしれない>
更紗の肩にもたれかかる英人。
会長の家に、いつも通りみんなが集まっている。
そこには友野と赤ちゃんもいる。
みんなで雑談している。
商店街や仕事のこと、英人は色々考えてくれてた。
英人の好物がテーブルに並ぶ。
みんながこうしていられるのも英人のおかげだねと仏壇に向かっている更紗。
仏壇には英人の遺影がある。
英人は、ずっと…。
僕らの…、ヒーローでした。
商店街の仲間みんなの笑顔が流れる。
英人は、幸せそうな顔をして、更紗の肩にもたれかかり、目をつむる。

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